分散化のプライバシーってどうなるの? 大事な個人情報を守る Soulbound Token( SBT )

Token

Web3!最近よく耳にするこの言葉、まだまだよくわからない…って人もいるのでは?

ひらたく言えばWeb3は ” デジタルデータ( AI画像とかNFT )をブロックチェーン(みんながつながる鎖)によって全員で管理する “ インターネットのこと。

政府や銀行、検索サイトに個人情報を抜かれることなく分散化する流れといえます。

ただし!

ここで気になるのが、分散化して情報を管理するということは、個人情報どうなるの? オンラインのみんなに見られてしまうの? というところではないでしょうか。

この記事では、Web3のプライバシー保護に期待が持てる Soulbound Token ( SBT ) について、その特徴やメリット、未来への影響について探っていきます。

Soulbound Token を知る

Soulbound Tokenとは何か?

Soulbound Tokenは、2022年5月にイーサリアム創設者の Vitalik Buterin と他2人によって提唱されました。

Soulboundトークン(SBT)は、ブロックチェーン技術を使用して個人のアイデンティティを表す非譲渡トークン( Binance Academy )であり、

特定の個人・ウォレットに ” 永久に ” 紐づけられ、譲渡のできないNFTとも呼ばれています。

WEB3では、会社組織に縛られずチームで働くDAO、DApps ( Audius, OpenSea, The Sandbox… ) など、何をするときもウォレットアドレスが必要。

しかし、ウォレットは一人いくつでも持て、用途によって使い分けをしている人は多いはず。

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Soulbound Tokenに期待されていること

Decentralized society: Finding web3’s soul では、Soulbound Token がどのようなシーンで活用できるのか説明されています。

  • 信頼のおけるネットワークの構築で財産やアクセス権の管理ができる
  • 投票やコミュニケーションにおける平等性を改善できる
  • WEB3のコミュニティにおいて知識と財産を共同で作成、管理ができる

Soulbound Tokenは、このWeb3の ”匿名性” によって本人・本物である確認がとれない! という問題を解決するものになりそうです。なりすましやチートなどの不平等や詐欺を抑制することが期待されています。

Soulbound Token を支えるテクノロジー

ゼロ知識証明

Soulbound Tokenには、ゼロ知識証明の概念があります。これは、公的な情報がすべて暗号化された状態にあるWeb3で、詳細を明らかにせずに個人を特定する( 概念の説明が難しい!)技術。

運転免許証や住民票、卒業証書などトークンの履歴を開示せずに、真の情報であるということを証明します。

リング署名

Soulbound Tokenが採用しているもう一つの重要な技術、リング署名。

これは複数人の署名によって誰が署名したかを特定できないようにする暗号技術の一種で、この技術によって署名したひとりの人間にたどり着くことが困難となります。

このリング署名を採用することでプライバシーを保護することができる、とDecentralized society: Finding web3’s soul で述べられています。

ソウルバウンドトークンの利点

プライバシーの強化

Soulbound Token は、ゼロ知識署名とリング署名に支えられてプライバシーを守ります。

WEB2もが成熟した今、インターネットに抵抗のない人もVPNを活用したり、スマートフォンの設定を変えるなどをしてセキュリティ対策をしていますよね。

WEB3ではプライバシーを気にせずつながることができる未来がやってきそうです。

セキュリティ

Soulbound Token は安全性を確保するために公開暗号キーを使用することや、スマートコントラクトを使用することが提案されています。

しかし Soulbound Token はそれを保持するためのウォレットに大きく依存していて、そのセキュリティに関して、いまだに研究開発の余地がある分野となっています。

金融の未来

大量導入!?

Web3の分散化社会に完全移行するまえに、対策を取っておきたいのが金融業界。

暗号資産の税制がどうなるのか、個人情報の取り扱いをどうするのか、どのように本人確認をするのか。金融データを保護するために、Soulbound Token は解決策を提供できます。

規制上の課題

しかし、大きなイノベーションには大きな責任が伴います。暗号資産、それにまつわる税制やプライバシーの問題は Soulbound Token の普及に課題をもたらすかもしれません。

今日聞いたポッドキャストでは暗号資産の話が6割。アメリカの暗号資産への課税についてとか、プライバシーの問題についてもディスカッション。

結論が ” ビッグトレンドってなくね? ” ってなっていたのが面白かった。(テーマなのに)その理由は、Spotify で聴けます!

テーマはWEB3という大きな枠組みだったのに、暗号資産についての話のボリュームが多く楽しかったです! いい声の人がひとり…誰だったのかわかりません、わかる方ぜひ教えてください。

Soulbound Token ( SBT ) の課題

分散型の社会を実現するために、今後の課題として

  • プライバシーの保護
  • 規模が大きくなることに対するシステムのスケーラビリティ
  • セキュリティ対策
  • UIの改善

などが挙がっていますが、まだまだ始まったばかりのWEB3。暗号資産 / 仮想通貨の税制や、政治的・社会的・法的な問題もあり、継続して研究と開発を行う必要があります。

結論

個人のプライバシーが権力によって売買されるWeb2。そこからの脱却を目指すWeb3では、Soulbound Token が希望の光となるかもしれません。

なによりプライバシーとセキュリティを優先する Soulbound Token によって、暗号資産との関わり方ががらっと変わる可能性があります。

暗号資産 / 仮想通貨の税制や、政治的・社会的・法的な問題がありつつも、その魅力によって Soulbound Token 普及の道が開かれています!

よくある質問


1. Soulbound Token は完全に追跡不可能ですか?
いいえ、Soulbound Token はハイレベルのプライバシーを提供でき、取引を追跡することは困難ですが、完全に追跡不可能とは言えません。今後の研究が進むことに期待されます。

2.Soulbound Token はどのように入手できますか?
Soulbound Token は、それをサポートする暗号通貨取引所を通じて取得することができます。必ず自分で調べて、納得いく取引を行ってください。具体的な方法は、このブログに書いてあるよ。

  1. 仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する
  2. メタマスクをダウンロードする
  3. ミントサイトにアクセス
  4. ガス代を支払いSBTをミントする
  5. OpenSeaでミントできたことを確認する
Nagamon Blog

3.Soulbound Token は合法ですか?
Soulbound Token の合法性は国によって異なる! Soulbound Token に投資または使用する前に、お住まいの地域の規制を確認することが不可欠です。

4.日常的な取引に Soulbound Token を使用できますか?
いいえ、NFTと違い Soulbound Token はその特性から販売するものではありません。ひとつのウォレットに永久に関連付けられるため、売買をするものではありません。

5.Soulbound Token の将来性は?
WEB2でプライバシー保護の意識が高まり、WEB3では Soulbound Token によって懸念が取り除かれる可能性があります。しかし、すべて規制がどうなるか…それによって Soulbound Token が重要な役割を果たすことでしょう。

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