DAppsって何だろう? Web3の分散型アプリケーション( DApps )その魅力と可能性

DApps

日常生活で欠かせないSNS。私たちはスマートフォンで多くのアプリを使用しています。でもそれはWeb2の中央集権的なシステム。日本政府がWeb3に本気です。これからWeb3が更に盛り上がっていく予感! まわりのみんなが使い始める前に、分散型アプリケーション( Dapps )について知り、魅力と可能性を探りましょう。

目次
・DAppsって何ですか?
DAppsの種類

DApps って何ですか?

DAppsは、ブロックチェーン上で実行されるアプリケーションで、ウォレットを接続することでログイン。個人情報の入力が求められるものはWeb2的なDApps または DAppsではないと言えます。ここから、DAppsを構成するテクノロジーについて説明します。

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スマートコントラクト

DAppsの核となるのは、ブロックチェーン上で実行されるスマートコントラクトです。スマートコントラクトはコードで記述され、特定の条件やルールに従って動作します。これにより、信頼性の高いトランザクションをブロックチェーン上で自動化できます。

かんたんに言うと ” 契約 ” のようなもので、条件が満たされたときに自動で実行。ブロックチェーン上に記録されるので取引の詳細や契約の条件が透明化されます。

ブロックチェーン

DAppsは通常、特定のブロックチェーン上で動作します。例えば、Ethereumが最も一般的なDAppプラットフォームの一つです。ブロックチェーンは分散型台帳を提供し、トランザクションの透明性とセキュリティを確保します。

トランザクション techtec, Inc  とはデジタル取引の単位で、ブロックチェーン上で行われます。手数料 ( ガス ) を支払い、デジタル署名で認証され、情報を変更または記録します。

分散型ネットワーク

DAppsは分散型ネットワーク上で実行されます。これは、アプリケーションのデータとコードが複数のノードに分散され、中央の管理者が存在しないことを意味し、これによって耐障害性とセキュリティが向上します。

トークンエコノミー

多くのDAppsはトークンエコノミーを使用しています。トークンエコノミーとは、デジタル通貨による新しい経済圏のことで、ユーザーはトークンを使用してアプリケーション内で様々なアクションを実行できます。

トークンとは ” 代替通貨 ” のこと。イメージとしてはゲーム内通貨やポイントなど。
トークンエコノミーを掘り下げ!

具体的には、楽天経済圏やポイ活は円やドルなど法定通貨を利用して行っていましたが、これを暗号通貨で、Web3的にブロックチェーンの活用をして行うということです。

今までの施策との違いは、

  • ユーザー同士でNFTの交換が可能

企業や個人がNFTを発行し、ユーザーを囲い込むだけでは、今までの経済圏と大して違いはありません。そのNFTをユーザー同士が売買をしたり交換できるということがトークンエコノミーだといえます。

分散型ストレージ

データの保存には分散型ストレージが使用されることがあります。これにより、データが中央集権的なサーバーではなく、分散型のネットワーク上に保存され、セキュリティと可用性が向上します。

Web3ポリシー

DAppsはWeb3の理念を具現化しています。これは、ユーザーがデータの所有権を持ち、中央機関に依存しない、オープンで自由なインターネットを追求するものです。

インタラクティビティとUI/UX

DAppsはユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースを提供する必要があります。これにより、ユーザーが簡単にアプリケーションを利用できるようになります。

スケーラビリティ

DAppsはスケーラビリティの課題にも対処する必要があります。トランザクションの速度やコストが問題となることがあるため、スケーラビリティの改善が重要です。

DAppsはWeb3の理念を支え、新たなデジタルエコシステムを構築する重要な要素です。次の項目でDAppsの現状を確認し、面白そうなDAppsを見つけよう!

DApps の種類

DAppsがブロックチェーン上で機能するWeb3のアプリケーション、というのは理解できたけど実際どんなものがあるの? 有名なDAppsを紹介、使いかたまでのまとめ。

DApps の数

DAppsと呼ばれるこのアプリケーションは現在「 20プロトコル以上、5,375個 」以上あり、SNSのみでも392個のDAppsが存在します。( 2023.09.18 現在 Dapp Rader )

dappradar.com  DApps情報をランキングしているサイト

有名DApps

Axie Infinity:
ユーザーがAxieと呼ばれるモンスターを集めて戦わせる対戦型ゲーム。ベトナムで開発され、アクティブユーザー数は280万人を超えています。ゲーム内バトルで勝つとSLPというトークンが発行されます。

SLPはビットコインなど他の仮想通貨と交換でき、ゲーム内で獲得した通貨がそのまま収入となります。Axieを他のプレイヤーにレンタルすることも可能、他の人が自分のAxieを使ってゲームをプレイし、その報酬の一部を得ることができます。

market α

The Sandbox:
The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用したNFTビデオゲーム。メタバース空間を利用した仮想の土地である「LAND」を提供しており、The Sandbox上でオリジナルゲームやゲームキャラクター、アイテムを作成・使用できます。

特徴
・複数企業が参入しているプロジェクト
・メタバース空間で遊ぶ事ができる
・独自の暗号通貨「SAND」を発行している

稼ぎ方
・保有しているLANDを貸し出す
・NFTを出品・販売する
・3Dゲームを作成

COIN TECH

Uniswap:
イーサリアムブロックチェーン上で動作する分散型取引所 DEX 。開発者・トレーダー・ユーザーが一緒に活動し、現在 polygon, Optisimism, Arbitrum, Celo チェーン上でも稼働。さらに DAO によって管理されており、プロトコルの意思決定がトークン保有者による投票で行われています。

OpenSea:
Ethereum, Polygon, Klaytn, Solana, Arbitrum, Optimism, Avalanche, BNB, Zora, Base上で稼働しているマーケットプレイス。ユーザーがNFTを生成し管理・購入・売却が可能。

DApps 使い方

まずは暗号通貨とウォレットの準備

ブロックチェーンのトランザクションに必要な手数料(ガス代)を支払うために、暗号通貨を準備しておきます。詐欺や攻撃から資産を守るため、暗号通貨を購入するウォレットとNFTの保管をするウォレットは分けておくのがおすすめ。

まだウォレットを持っていない人は、キャンペーンを活用! まずは取引所で暗号通貨を買う準備。

テストネットワークの利用

DAppsを使ってみるのに足踏みする理由のひとつ、ガス代。ブロックチェーン上でトランザクションが発生するときに必ずかかるコストです。(参照だけならかからない)DAppsが利用できるかどうかを試すために、テストネットワークを利用しましょう。

DAppsを試す際には、テストネットワークを利用することが推奨されています。テストネットワークでは、無料でトークンを取得することができ、実際の取引を行う前にDAppsの動作を確認することができます。

LIG

まとめ

DApps 分散型アプリケーションを利用するには、その特性から、ガス代が必ずかかります。テストネットワークを利用して上手に試しましょう。暗号通貨は今後もさらに身近なものになっていく可能性があります。DAppsを楽しむために準備をしておくのもいいでしょう。Web3を楽しむ!

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